宮城県には美しい自然が豊富にありますが、その中でも特に人気なのが温泉地です。温泉には美肌効果やリラックス効果があるため、多くの人に愛されています。宮城県には数多くの温泉地があり、その中でも特におすすめの温泉スポットをご紹介します。

仙台エリアの温泉地

仙台エリアの温泉地

秋保温泉

秋保温泉は、仙台市から車で30分ほどの場所にある温泉地で、美肌効果があるとして女性に人気があります。また、秋保温泉は名湯百選に選ばれたこともあり、温泉愛好家からも高い支持を得ています。

秋保温泉の特徴

はるか古墳時代より、「名取の御湯」と称され「日本三御湯」のひとつとして全国的にも知られてきた秋保温泉。
秋保温泉の歴史は古く、古墳時代(531〜570年)の頃には、第29第欽明天皇秋保の湯で皮膚病の一種を癒やしたと伝えられ、このとき「名取の御湯」の称号を賜ったとされます。

以後、秋保温泉は皇室の御料温泉の一つとして位置づけられ、別所温泉(信濃御湯)、野沢温泉(犬養御湯)と共に「日本三御湯」と称されるようになりました。「名取の御湯」は、「拾遺集」、「大和物語」などにも詠われています。伊達政宗公も秋保の湯を愛し、伊達家の入湯場として代々大切に守られてきました。泉質は塩化土類ブローム弱食塩泉、泉温45℃で泉量も豊富な秋保の名湯を、ごゆるりとお楽しみください。

引用:秋保温泉組合公式サイト
http://www.akiuonsenkumiai.com/whats.html#:~:text=%E6%B3%89%E8%B3%AA%E3%81%AF%E5%A1%A9%E5%8C%96%E5%9C%9F,%E3%81%94%E3%82%86%E3%82%8B%E3%82%8A%E3%81%A8%E3%81%8A%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82

作並温泉

作並温泉は、宮城県仙台市から車で約1時間の場所にある温泉地です。周辺には自然が豊かで、渓流釣りやトレッキングが楽しめます。また、泉質はアルカリ性単純泉で、美肌効果や神経痛、疲労回復に効果があるとされています。
歴代仙台藩主のかくし湯としても利用されていたとか。

作並温泉の特徴

仙台市街地から車で約40分。古くから仙台の奥座敷として称された作並温泉。
仙台市と山形市を結ぶ国道48号線(関山街道)に位置し、その由来は歴代仙台藩主のかくし湯と伝えられる。
寛政八年(1796年)の開湯以来、さまざまな文化人を始め多くの人々が訪れ今なお愛され続けられている。
肌にやさしい泉質と豊富なお湯から「美女づくりの湯」とも言われており、露天風呂や岩風呂、立ち湯など各旅館の多彩な湯めぐりが楽しめる。

引用:作並温泉旅館組合
http://www.sakunami-spa.com/miryoku/index.html

松島・塩竈エリアの温泉地

松島・塩釜エリア

松島温泉

松島温泉は、宮城県仙台市から電車で約30分の場所にあります。県内の作並温泉、秋保温泉、遠刈田温泉と比べると、比較的新しい温泉地です。日本三景の一つである松島沿いには、多数の旅館があり、日本海の絶景を眺めることができるだけでなく、松島湾でとれた新鮮な魚介類を味わうこともできます。また、仙台藩伊達家にゆかりのある土地でもあり、歴史あるお寺巡りも楽しめます。

松島温泉の特徴

松島温泉の採取深度は1,000~1,500m。
古生代(数億年前)地球太古の天水が地下に浸透し地熱であたためられ、
長い年月をかけて貯留されていました。
2007年の採掘で天泉となり地上に湧き出し、松島では初の暖かい温泉になりました。
まさに天からの恵といえる太古天泉「松島温泉・絹肌の湯」を心ゆくまでお楽しみください。

泉質アルカリ性単純温泉 低張性アルカリ性高温泉
適応症一般的適応症神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき
慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
引用元:松島センチュリーホテル
https://ssl.centuryhotel.co.jp/spa/index.html

沢乙温泉(さわおとおんせん)

沢乙温泉は、利府町にある温泉で、自然に囲まれた静かでのんびりとした雰囲気が魅力です。泉質はアルカリ性単純泉で、美肌効果や神経痛、疲労回復に効果があるとされています。また、周辺には自然が豊かで、トレッキングやキャンプなどのアウトドアも楽しめます。

沢乙温泉の特徴

無力透明、無味無臭。

宿の真下から湧き出づる鉱泉は、どこまでもクリア。
身をひたせばとろり、つるりと肌をすべるような感触です。
湯温はやや熱めの41~43℃ほどに設定し、露天風呂にもじっくりと浸かれるように。
広い空と田園風景、そこに吹き渡る風を感じながらのご入浴をお楽しみください。
湯あがりには、モイスチャータイプの化粧水にも似たしっとり感。
いつまでもぽかぽかとあたたかく、
もっちりとすいつくような感触がやがてすべすべの感触にかわり、
肌のキメを整えてくれるようです。
切り傷や火傷に効くと1300年の昔から評判だった沢乙の湯は、
歴史に名を残す貴人に愛された美しい乙女を育んだ湯でもあります。
女性特有の冷え性や貧血を癒し、美肌にも良し。
心と身体をゆっくりとあたためてください。

源泉名:沢乙温泉
源泉温度:18~19℃
泉質:低張性アルカリ性冷鉱泉
pH数:9.0
加水の有無:なし・源泉100%
新湯注入率:1日1回源泉を注入し、100%交換(18時間循環方式)
滅菌方法:オゾン・紫外線殺菌装置(KANKI)使用。

引用元:沢乙温泉 里山旬味 うちみ旅館
https://www.sawaoto-onsen.com/history/

石巻・気仙沼エリアの温泉地

石巻・気仙沼エリア

気仙沼温泉

気仙沼温泉は、宮城県気仙沼市にある温泉地です。豊かな自然に囲まれた静かな温泉地で、温泉街には多数の宿泊施設があります。泉質はナトリウム塩化物泉で、神経痛や筋肉痛などに効果があるとされています。また、周辺には美しい海岸線や山々があり、トレッキングやアウトドアも楽しめます。

地下1,800メートルから湧き出る深層天然温泉「気仙沼温泉」

気仙沼温泉は、平成17年に開湯した地下1,800メートルから湧き出る
深層天然温泉です。高張性の純食塩泉で、アトピー性皮膚炎、血行障害の回復などの治療効果や美容促進がはかられます。

また、高濃度のイオンの温熱効果によって血行が促進され、体内から暖まり、
「冷え性」「内臓疾患」など様々な温泉治療効果が発揮されます。

引用元:気仙沼ホテル観洋
https://www.kkanyo.jp/hotspa/

南三陸温泉

南三陸温泉は、宮城県南三陸町にある温泉地です。美しい海と山々に囲まれたロケーションが魅力で、泉質はナトリウム塩化物泉で、神経痛や筋肉痛に効果があるとされています。また、周辺には美しい海岸線や山々があり、トレッキングやアウトドアも楽しめます。

南三陸温泉の泉質と効能

源泉名南三陸温泉
特徴無色透明
場所東館2階大浴場・天然温泉露天風呂・サウナ
泉質ナトリウム・カルシウムー塩化物泉 低張性中性低温泉
一般的適応症神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質別適応症きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
一般的禁忌症急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、妊娠中(特に初期と末期)、その他(一般に進行中の疾患)
引用:南三陸ホテル観洋
https://www.mkanyo.jp/hotspring/

鳴子・大崎エリアの温泉地

鳴子・大崎エリア

鳴子温泉

鳴子温泉は、宮城県大崎市にある温泉地で、美肌効果やリラックス効果があるとして人気があります。鳴子温泉郷には多数の温泉宿があり、露天風呂からは美しい自然を望むことができます。また、周辺には紅葉や桜が美しい公園もあり、四季折々の景色を楽しめます。

鳴子温泉郷にある源泉の数は400本近くに及び、多くの宿が自家源泉を持っています。
湧出するお湯の量も豊富で、源泉かけ流しの風呂が多いのも魅力。
そしてなんと、日本にある11の泉質(旧泉質)のうち、8種類がここ鳴子温泉郷に集まっているのです。
昔から東北の湯治場として知られており、温泉の効能や泉質の良さには定評があります。

引用:鳴子温泉郷観光協会
http://www.naruko.gr.jp/onsenkyo/yumeguri/index.php

中山平温泉

中山平温泉は、宮城県大崎市にある温泉地で、豊かな自然に囲まれた静かな雰囲気が魅力です。泉質は単純泉で、神経痛や筋肉痛、疲労回復に効果があるとされています。また、周辺にはトレッキングやアウトドアが楽しめる場所が多くあり、自然に触れ合いながらのんびりと過ごすことができます。

温泉の泉質と効能

泉質特徴効能
単純温泉温泉成分の含有量が少ないです。


そのため、刺激が少なく肌に優しいので、高齢者や肌の弱い人でも安心して入浴できます。


無色透明、無味無臭のお湯です。


日本では一番数の多い温泉になります。


「名湯」とされる温泉の多くは、この泉質になります。
病後回復期の静養、手術後の療養、骨折・外傷後の療養、筋肉痛、腰痛、関節痛、神経痛、肩こり、疲労回復、ストレスなどに効果があります。
重曹泉無色透明です。入浴で皮膚の角質層を柔らかくし乳化させます。そのため、「美肌の湯」とも呼ばれています。


また、入浴後の水分の発散が盛んです。冷感を覚えるので、「冷の湯」とも呼ばれているそうです。
切り傷、ヤケド、美肌、皮膚病などに効果があります。
芒硝泉
(ナトリウム硫酸塩泉)
保温効果の他に血管拡張作用もあり末梢循環を改善し四肢末端まで温めます。胆のう炎や動脈硬化、リュウマチ、動脈硬化や高血圧、外傷、慢性関節炎などに効果があります。
硫黄泉
(硫化水素泉)
含まれる硫化水素ガスの匂いに特有があります。


湧出直後は、無色透明なお湯ですが、空気に触れると酸化して、白濁し、「湯の花」と呼ばれる黄白色の沈殿物ができます。


硫化水素ガスは、金属によって酸化させますので、アクセサリーなどは外して入浴することをお勧めします。
薬用効果が高いので、古来より万病に効くとされています。


高血圧、動脈硬化、慢性皮膚病、慢性婦人病、筋・関節痛、痔などに効果があります。


ただし、刺激の強い泉質なので、肌の弱い方や病中病後は注意が必要です。
アルカリ性単純泉含有成分が微量なため即効性は期待できませんが石鹸の効きが良く柔らかく気持ちがよいです。刺激が少ないので脳卒中のリハビリなどに利用され中風の湯・神経痛の湯ともいわれています。
引用:中山平温泉観光協会公式サイト
https://www.nakayamadaira.com/introduction

白石・蔵王エリアの温泉地

白石・蔵王エリア

遠刈田温泉

遠刈田温泉は蔵王町にある標高330mの高原に位置する温泉地です。温泉街の中心には共同浴場があり、観光客だけでなく地元の方にも長く愛された温泉地です。

泉質:ナトリウム、カルシウム、硫酸塩、塩化物泉

効能:神経痛、リウマチ、胃腸病、婦人病、慢性皮膚病など

青根温泉

蔵王山の花房山中腹にある静かな温泉は、伊達藩保養所「青根御殿」で知られています。温泉の歴史は古く、昭和初期に再建された建物は、慶長時代に作られた流れ山水の庭が見事です。東方には太平洋や金華山までも遠望でき、峨々温泉寄りの紅葉台から眺める濁川渓谷の新緑と紅葉も見事です。温泉街には、遠刈田系青根こけしの工人がこけしの絵付けを教えてくれます。湯治客も多く、古風な共同浴場「大湯」があり、近代的な「名号ノ湯」も近くにあります。

鎌先温泉

出典:MIYAGI DIGITAL PHOTO LIBRARY

蔵王連峰を背にした自然豊かな場所にある、古くから外傷に効くとされる奥羽の薬湯として知られる温泉です。南蔵王不忘山頂から一直線に下った谷底に湧いており、俗世間を離れての保養や療養に最適です。

小原温泉

白石川上流の深い渓谷に面した静かな温泉地で、1.5kmに4つの温泉場があり、渓谷の対岸にある断崖と向き合っている。新緑や紅葉の景色も素晴らしい。眼病や胃腸病、婦人病、打撲傷などに効果があるとされています。